宇宙品質

製造品目のうち、宇宙用の製品は多岐に渡ります。これらは大きく分けてロケット本体を構成し、ロケットと共に飛行する部品(フライト品)と地上の支援設備に分かれます。
このうちフライト品は品質保証の観点から見れば JIS Q9100:2000 の品質要求レベルのものです。同様に地上の支援設備は現在ISO 9001:2008 の品質要求を求められています。
当然これはフライト品と地上支援設備とを品質要求レベルで優劣をつける意味でなく、顧客の要求レベルの差といえます。
この地上支援設備は大きく分けてロケットの打ち上げ時に衛星等に燃料を注入する装置等と地上のターボポンプ・ロケットエンジンの試験設備・配管等に分類されます。
これらの設備、特に液水・液酸系の配管は内部に規定された量以上の微粒子・油分・水分等があると重大な事故を招く恐れがあります。例えば液体酸素系の配管に微粒子等が付着していてバルブ等が円滑に作動せず、異常な摩擦熱等が発生するとバルブを構成する材料(宇宙機器では多くがSUS系)が液体酸素の強力な酸化作用で所謂金属燃焼・爆発という事故の事象は各国開発初期から少なくないようです。
このような背景から、宇宙機器では製造された部品をクリーンルームで精密な洗浄を行い微粒子・油分・水分等の定量・定性分析が要求され、これらの結果を記録することが要求の一つにあります。もともと量産品の世界ではなく、より製造品の品質とプロセスのトレースを求められる製品群なので関連企業は独自の品質保証プログラムを制定していました。今日はこの品質保証プログラムに各組織はISO9001:2008 を採用し、品質レベルの統一化を計っている現状と言えます。
この結果、当社としても社内の品質プログラムをISO 9001:2008 レベルとして顧客の要求に答えることが急務となり、2006年にはISO9001の認証を受けさらなる高品質な製品提供の基に社員一丸となって取り組んでいます。

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